株式会社三桂製作所様は、電線保護管の総合メーカーとして、安全で快適な社会インフラを支えている会社です。
2万点以上の製品を扱う同社では、HPに製品情報の検索フォームを入れているものの、お客様が必要な情報を見つけられず、電話での問い合わせにつながるケースがあるという課題をお持ちでした。
このたび『シーラベルフォーム』を導入いただき、膨大な製品情報の一元管理や、製品・技術に関するお問い合わせ対応の効率化を進められています。
導入する前の課題や実際の活用方法、得られた成果などについて、専務取締役の正木様、経営企画室の平形様、営業本部デザイン室の佐藤様にお話を伺いました。
(以下、敬称略)
膨大な製品情報を一元管理でき、Web検索にも活用できる理想的な仕組み
事業紹介・担当業務

ニコラウス:まずは、貴社の事業内容とご担当の業務をご紹介いただけますか。
正木:当社は、主に電線やケーブルを保護するプライアブル電線管および金属製フレキシブルケーブル保護管や、その接続に使用するコネクタなどを製造・販売しているメーカーです。工場や建物などのインフラ設備、産業機械、工作機械、ロボット・自動化設備など、幅広い分野で当社製品をご使用いただいています。
長年にわたって培ってきた製品開発・製造の技術力と、2万点以上に及ぶ幅広い製品ラインアップ、そしてお客様のニーズに合わせて柔軟に製品を開発、提供できる点が当社の強みだと自負しています。
私は経営企画業務全般を見ており、経営戦略の企画・推進を担っています。
平形:私は経営企画室に所属しています。経営企画業務のほか、DX、人材育成、採用など、会社全体に関わるさまざまなプロジェクトを担当しています。
佐藤:私は営業本部デザイン室に所属しています。カタログやチラシ制作、HPの更新・管理のほか、展示会に出展するときはブースデザインなども行います。
抱えていた課題
ニコラウス:現在、BtoB製造業向けの製品データベース・資料管理ツール『シーラベルフォーム』をご利用いただいています。導入前に抱えていた課題について、お聞かせいただけますか。
平形:当社は製品数が多く、それに紐づくカタログや技術資料なども非常に多くなっています。
お客様からのお問い合わせも、製品の選定や接続方法、仕様、CADデータ、証明書類など幅広いのですが、すでにHPに掲載されている情報についてご連絡いただくケースも少なくありません。
もちろん、お問い合わせいただくことは大変ありがたいのですが、お客様自身がHPから簡単に情報を見つけられれば、お客様の利便性が高まります。同時に、当社の営業や技術部門が問い合わせ対応にかけている時間をさらなる研鑽に充てられるようになれば、よりお客様に貢献できるという好循環が生まれます。
これを実現するにはHPに「製品情報を蓄積する」だけでなく、「必要な情報を自分で簡単に探せる」状態であることが理想的なのですが、自社だけで対応するのは難しいというのが実状でした。
佐藤:製品数が多いことに加え、仕様も定期的に変わります。そのたびにHPの掲載情報を修正する必要があるため、更新・管理に時間がかかるという課題もありました。
『シーラベルフォーム』導入の決め手

ニコラウス:シーラベルフォームの導入を決めた理由について、お話を伺えればと思います。
平形:シーラベルさんにはHPリニューアルもお願いしましたが、サイトの見た目を改善するだけでは、製品情報の管理と検索性における根本的な課題は解決しないと感じていました。
シーラベルさんにずっと相談してきた中で、製品情報や関連資料をより効率的に一元管理でき、その情報をWeb上の検索にも活用できる仕組みがあるといいね、という話になりました。
渡辺:シーラベルフォームを立ち上げた背景には、三桂製作所様との打ち合わせの中で見えてきた、問い合わせ対応におけるお客様とメーカー様の双方の負担がありました。
製品数が多いほど、営業や技術部門の方は日々の問い合わせ対応が積み上がり、相応の時間を取られています。一方でお客様も、Webサイトにカタログや技術資料があっても、一般的な検索フォームや製品一覧では知りたい情報になかなかたどり着けず、直接連絡して聞くしかないという循環になってしまっているわけです。この問題をぜひ解決したいと考え、シーラベルフォームを開発しました。

正木:当社の場合は製品の種類や項目が多いため、一般的な商品データベースに当社を合わせるような形ではなく、ある程度、柔軟に設計できることも重要でした。
シーラベルフォームはその点にも配慮されていましたし、HPの制作から製品情報の整理、その後の運用まで、当社と同じ考え方で進められることも導入を決めた大きな理由です。
ニコラウス:シーラベルフォームの導入を決める際に、不安に感じたことはありますか。
平形:一番の不安は、やはり製品情報の多さでした。当社には2万点以上の製品があり、品番ごとに仕様も異なります。「すべて整理できるのか」「登録や更新の負担が大きくならないか」という点は気になりました。
また、新しいシステムを導入しても、社内で更新されなくなってしまえば意味がありません。誰がどの情報を管理するのか、更新作業は簡素化できるか、という運用面も重要だと考えていました。そのため、最初から完璧なものを作ろうとするのではなく、優先順位をつけて段階的に整備していくのが現実的だと考えていました。
シーラベルさんは当社の事情も汲みとってくださり、細やかにサポートしていただいたので安心して進めることができました。
問い合わせを減らすことより、お客様がすぐに疑問を解決できることが大切
『シーラベルフォーム』の活用方法

ニコラウス:シーラベルフォームは、実際の業務の中でどのような使い方をされていますか。
平形:現在、主に活用している機能は大きく3つです。1つ目は、HPのお問い合わせフォームです。これまで使っていたものをシーラベルフォームに置き換えたことで、お問い合わせ内容をわかりやすく管理できるようになりました。
2つ目は、カタログや関連資料の電子ブック化です。製品データベースに紐づけているため一元管理でき、資料が改訂されたときにも、ファイルを差し替えるだけでWebサイトに反映できるようになりました。
3つ目が、製品・資料検索フォームです。型式などから該当カタログページに直接誘導できるため、お客様が必要な情報を探しやすくなっています。


今後は、お客様から電話でお問い合わせをいただいた際にも、たとえば「カタログのこのページをご覧ください」という形で社内のオペレーションを統一するなど、具体的な情報をすぐにご案内できるようにしたいと考えています。
ほかにも、営業担当がお客様との商談中に製品を検索したり、関連資料をすぐに提示したりといった活用もできると思っています。最終的には、社外向けの情報提供だけではなく、社内においても製品情報を管理・検索するための共通基盤として活用したいと考えています。
得られた成果

ニコラウス:シーラベルフォームの導入によって、どのような成果やメリットを得られているか、お聞かせいただけますか。
平形:まだ導入から間もないため、問い合わせ件数が何%減ったというような定量的な成果はこれからですが、まずは製品情報を整理するための基盤ができたこと自体、当社にとって大きなメリットだと思っています。
これまではお客様からご質問をいただいたときに、営業や技術部門が必要な資料を探して回答するというケースもありました。シーラベルフォームの導入によって、HP上でお客様が必要な情報にたどり着きやすくなったため、利便性を感じていただけると期待しています。
正木:問い合わせを単純に減らしたいというよりも、お客様がストレスを感じることなく、すぐに疑問を解決できることが大切です。本当に相談が必要な案件にはしっかり対応し、お客様の信頼と安心に応えていきたいと思っています。
当社のニーズをうまく拾い上げながら、どんどん進化させてくれるパートナー
『シーラベルフォーム』活用してみた所感
ニコラウス:シーラベルフォームを実際に活用してみた所感や、お気づきになったことがありましたら、ぜひお聞かせください。
佐藤:製品情報が膨大なため、これまでは登録・更新の作業に時間がかかっていました。シーラベルフォームではその点にも配慮されており、情報の登録・更新作業が今までより楽になり、大変助かっています。

平形:当社のように製品数や関連資料が多いメーカーにとって、製品情報と資料をデジタル化・統合して一元管理するという考え方は、非常に相性が良いと思っています。とくにメリットを感じているのは、製品データベースを登録するだけでなく、それをお客様の検索性向上につなげられる点です。
今後は、お客様があいまいな検索をした場合にも、目的の情報にたどり着けるような機能が充実していくことを期待しています。
渡辺:ありがとうございます。シーラベルフォームは現場の皆様の声をもとに、継続的に機能拡張していく予定です。AIによるあいまい検索など検索精度を向上させる機能も開発中です。
まずは、お問い合わせ対応の効率化やお客様の利便性向上を主軸として機能開発しましたが、今後はSEOやAI検索経由でもエンドユーザーの発見性を高められるマーケティングツールとしてもご活用いただけるよう、設計・開発を進めています。ぜひご期待いただければと思います。
正木:シーラベルさんは、こちらのニーズをうまく拾い上げながら、中身をどんどん進化させていく印象を持っています。引き続き、ぜひご協力いただきたいです。
今後の展望
ニコラウス:最後に、貴社の今後の展望と、シーラベルに期待することがありましたら、ぜひお聞かせください。
平形:ものづくりへの姿勢や技術力はこれまで通り大切にしつつ、DXを推し進めることにより、これまで以上にお客様のニーズに応えられる会社にしていきたいと考えています。
その中で、国内外のお客様への情報提供は、今後さらに強化していきたい領域です。シーラベルさんには、当社の製品情報や営業・マーケティング、採用を含めたDXを一緒に進めていただくパートナーとして、引き続き、いろいろご相談させていただきたいと思っています。
佐藤:今後の取り組みとして、新製品が出た際など、当社がアピールしたい製品をわかりやすく伝えていけたらと考えています。シーラベルさんはHP制作・運用のノウハウもお持ちですので、引き続き、いろいろとアドバイスをいただけたらと思っています。
正木:当社は、新製品開発・生産の効率化・DX・人材育成・新市場開拓の5つを重点分野として、新しい価値を創出し続ける会社でありたいと取り組んでいます。
今回、HPリニューアルと合わせて、シーラベルフォームを導入させていただきました。これを機に、社内でもDXの意識やノウハウが一段高まったように思っています。シーラベルさんには、引き続き、当社の進化を支えるパートナーとして伴走していただければと思っています。

企業紹介
- 社名
- 株式会社三桂製作所
- 事業内容
- フレキシブルケーブル保護管及び附属品の製造/合成樹脂製フレキシブルケーブル保護管及び附属品の製造
金属製可とう電線管及び附属品の製造/ステンレス製電線管及び附属品の製造 - URL
- https://www.sankei-ss.co.jp/
